About champagne
シャンパンと歴史の舞台、シャンパーニュ地方へようこそ
フランス北東部、静かな丘陵が連なるシャンパーニュ地方は、世界中の美食家やワイン愛好家を魅了する“発泡ワインの聖地”です。ランスやエペルネをはじめとする歴史ある街々には、中世の大聖堂や壮麗なメゾン(醸造所)が点在し、訪れる人々を優雅な時の旅へと誘います。
シャンパンの誕生地を巡る旅 シャンパーニュ地方では、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブラン、コート・デ・バールといった4つの主要産地で、シャルドネやピノ・ノワールなどが栽培され、瓶内二次発酵による伝統製法(メトード・シャンプノワーズ)で造られる本物のシャンパンが誕生します。各メゾンで行われるセラーツアーでは、熟成中のボトルが眠る歴史的な地下カーヴを見学でき、試飲体験も楽しめます。
グルメの宝庫としての魅力も シャンパンだけではありません。この地方は、ラングルやシャウルスなどの個性豊かなチーズ、豚肉のリエット、シャンパンに合うシャルキュトリなど、地元ならではの美食にもあふれています。星付きレストランから小さなビストロまで、訪れるたびに新たな味との出会いが待っています。
世界遺産とともに感じる土地の誇り
2015年には「シャンパーニュの丘陵、メゾン、カーヴ」がユネスコ世界遺産に登録され、その景観と伝統技術は世界に誇る文化遺産となりました。壮大なランス大聖堂のステンドグラス、葡萄畑を見下ろす絶景ポイント、そして心あたたまる人々のもてなし──すべてが、シャンパーニュの旅を特別なものにしてくれます。
Grapes
シャンパーニュ地方で造られるシャンパンには、主に3つのブドウ品種が使われています。
それぞれが異なる個性を持ち、ブレンドによって複雑で奥深い味わいが生まれます。
~シャンパンの主要3品種~
Chardonnay
シャルドネ
Pinot Noir
ピノ・ノワール
Pinot Meunier
ピノ・ムニエ
~スタイル別のブレンド例~
ちなみに、シャンパーニュではこの3品種以外にもピノ・ブラン、ピノ・グリ、アルバンヌ、プティ・メリエといった希少品種も認可されていますが、全体の1%未満とごくわずかです。